この度は、給付型奨学生の採用、奨学金の援助をして下さり、誠にありがとうございました。産学協働学生支援協会の皆様には心から感謝申し上げます。
私は、在住していたカナダの現地高校の法律の授業で、多文化社会や差別へのカナダの先進的な取り組みを学び、日本での差別や人権問題への対応の遅れを痛感し、差別や人権問題に苦しむ人々を支援する活動に取り組む弁護士を目指しております。そして現在、大学在学中に司法試験予備試験合格という目標に向かって、毎日のように勉強に取り組んでいます。
しかし、司法試験・予備試験の勉強に集中したいと思う一方で、一人暮らしをしているため、生活費を捻出するためにアルバイトをせざるを得ないという状況に直面しており、中々勉強に集中できない日々が続いていました。さらに母子家庭であるため、勉強に集中すると経済的に厳しくなるということを、大学入学からずっと悩んでいました。
しかし、特に母子家庭・父子家庭を支援する産学協働学生支援協会の奨学生に応募して、援助をして頂けるようになった頃からは、生活費の心配をせずに大学で自分の勉強に専念できるようになり、母に金銭面で心配をかけることも少なくなりました。さらに、大学での成績や、勉強の進度も格段に良くなり、産学協働学生支援協会の皆さまには、本当に感謝しております。
現在は、ほとんど毎日、8~11時間ほど、司法試験・予備試験に向けて勉強していることが多いです。具体的には、民法、刑法、憲法の論文を起案したり、刑事訴訟法、民事訴訟法の択一の勉強をしています。また,英語力の更なる向上を目指し、TOEICに向けての勉強や、英会話も勉強しています。これらの勉強を毎日できるようになったのも、産学協働学生支援協会の皆さまのお陰です。
これからも、日本で差別に苦しむような人々を守って行けるような弁護士を目指して、より一層の努力を重ねたいと思っています。この度は、私を奨学生に選んでいただき、誠にありがとうございました。