私たちは産学協働学生支援協会を2017年8月に設立しました。ただただ子どもたちの寂しい顔が見たくない、悲しい顔をしてほしくない、そんな思いから立ち上げました。
今の子育て世代の貧困は、親が頑張っている、頑張っていないという短絡的な理由で起こっているわけではありません。それは、地域の問題であったり、世代間の問題であったり、経済の問題であったり、頑張りたくても頑張れない、働きたくても働けない、そんな社会の複雑な構造が原因と考えています。
また、三大都市圏の大学に高校生が地方から流入することで、各地域の経済活動が縮小するように言われていますが、若者がいなくなるという人口の移動だけが原因ではありません。各地域で生み出した資金も都市圏へ流入しているのです。この流入している資金が各地域に残れば、各地域の産業も活性化されるのではないかと考えます。
私たちは、子どもたちに少しでも笑顔でいられるように、子育てを頑張っている親のために、子どもたちを支援する事業に取り組んでまいります。今後とも当協会の活動をご理解いただき、一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
佐藤 彰子